山本耀司が手掛ける日本を代表するブランド『Yohji Yamamoto(ヨウジ ヤマモト)』。
2012年前後から相場が高騰し続けており、その人気は今もなお衰えることを知りません。
しかし、人気が高まるにつれてフリマサイトを中心に『偽物』が増えてきており、誤って購入してしまう方が後を絶ちません。
ここ数年で『Yohji Yamamoto(ヨウジ ヤマモト)』の偽物がオークションサイトやフリマアプリで複数確認されています。
誤って偽物を購入してしまうことがないように正規品と偽物の違いを正しく把握しましょう。
偽物が確認されている商品
現在のところ確認されている偽物は以下の通りです。
- 18SS × 内田すずめ「太陽の子」シルクシャツ
- 18SS × 内田すずめ「赤い果実」ロングコート
- 17AW プリント刺繍ジャケット
- 14AW 点字ロゴロングニットカーディガン
- 18SS スタッフシャツ
- × NEWERA シグネチャーロゴ刺繍キャップ
- シグネチャーロゴトートバッグ etc…
2018年に展開されていた商品の偽物が非常に多く、中でも画家の内田すずめ氏とコラボレーションしたアイテムは偽物が多く出回っています。
その他にも定番のコラボレーションであるNEWERAとのキャップや、一定額購入者限定で配布されているノベルティのトートバッグなども偽物が確認されています。
Yohji Yamamoto(ヨウジ ヤマモト)の偽物を見分けるための3つのチェックポイント
ヨウジヤマモトの服をお持ちの方や詳しい方ならば画像をみただけでも判別できるかもしれませんが、初めて買う方はなかなか困難だと思います。また、オークションやフリマアプリは個人が価格設定をしているため相場よりも安く出品されているからといって一概に偽物であるということは断言できません。
では、正規品と偽物ではどこが違うのかみていきましょう。
ブランドタグ
左が本物、右が偽物です。
パッと見て大きな違和感はありませんが、よく見るとフォントや文字の太さなどに違いがみられます。
また、シグネチャーロゴの右下にあるⓇとサイズ表記もチェックしましょう。
Ⓡがないものが偽物ということではありませんが、このマークが記されるようになったのは17SS以降。
つまり、17SS以降に発売された商品でⓇがないものは偽物ということがわかります。
また、サイズ表記については、一点物として発売されている“PIECE UNIQUE(ピエス ユニック)”などには記載されていないため一概に申し上げることはできませんが、基本的にこの形状のタグの右下にはサイズが表記されています。
品質表示タグ
偽物の品質表示タグで最も顕著な違いが『誤植』。
日本語の注意書きを見てみると、「タンブラー乾燥」が「タソブラー乾燥」になっていたり、「クリーニングネット」が「クリーニソグネツト」になっているのが確認できます。
また、品番にも注目してみましょう。
上の画像はスタッフシャツの偽物の品質表示タグなのですが、本来であれば正しい品番は「HW-B08-201」。
しかし、画像の品番は「HF-P16-100」なので全く違う品番です。
このように質の低いものであれば品番を見るだけでも判別が可能なので、購入前には必ずチェックしましょう。
デザイン
2018SSコレクションのラストルックを飾った内田すずめが描いた「赤い果実」をプリントしたシルクコート。
左が本物、右が偽物ですが、プリントの位置や縮尺、解像度、更に着丈のバランスなど、比較してみると異なる部分が目立ちます。
上の画像は顕著な例ですが、プリントやサイジングなどは本物と同じにすることは非常に難しいため、細かく比較すると必ず違う点があります。
撮影された環境や角度によって多少見え方は違いますが、正規取り扱い店の画像と比較してみるとわかりやすいと思います。
オークションサイト・フリマアプリで購入する際の注意点
出品者の評価
まず確認すべきは出品者の評価。
偽物を出品しているIDの多くは新規のアカウント、または評価が10以下であるケースが非常に多いです。
しかし評価が高い出品者でも偽物であることを気づかずに出品していることもあるため、少しでも不安に感じたら納得のいくまで質問したり、購入を控えましょう。
サイズ違いの在庫がある
定価を上回る取引価格でもない限り同じ商品のサイズ違いを所持している可能性は限りなく低いです。
説明文に各サイズの在庫がある旨が記載されている商品は購入を控えてください。
価格
偽物の多くは中古相場の2~5割ほどの価格で販売されています。
オークションやフリマアプリは個人が価格設定をしているため相場よりも安く出品されているからといって一概に偽物であるということは断言できませんが、新品であるにも関わらず相場よりも大幅に安価な場合は要注意です。
大手のリユースショップで購入する場合でも注意が必要
全国展開しているような大手のブランド買取店でも偽物が出品されていることが確認されています。
意図的に販売しているという可能性は限りなく低いですが、買取店によっては担当者の知識が乏しく、誤って買取をしてそのまま販売されてしまうケースも稀にあるため「有名なお店だから大丈夫」と思わずに今回ご紹介したポイントを確認するようにしてください。
Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)の売り買いは知識の豊富なお店で
今回ご紹介したポイントを押さえれば中古で買う際も安心してお買い物ができると思います。
しかし、年々偽物もアップデートされており、一部のブランドのおいては熟練のバイヤーでも見抜くことが困難です。
また、オークションやフリマアプリでは画像のみで判断するしかないため少しでも不安に感じた場合は購入を控えましょう。
EMIT TOKYOではYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)の買取に精通したバイヤーが高価買取させていただきます。
いつもは他店を利用している方や今まで買取を利用したことがない方も是非ご利用ください。